「家を建てるきっかけは父との同居です。木を多く使い断熱性にすぐれた暖かい家、そしてミニコンサートもできる家を希望しました」とIさん夫妻。
室内は道産カバフローリングやトドマツベニヤの壁など、木をふんだんに用いた空間となっています。土地にあった自然石や既存樹のヤマモミジ、キタコブシ、入船ツツジなどを借景として楽しめるよう窓の配置も工夫しています。また、壁面の大型収納棚や長さ1.61mの小上がりベンチ、浴室や洗面化粧台などはすべて造作によるもの。「造作の収納や家具が充実していて使いやすく、木の温もりや窓からの景色が気持ちいい。リゾート気分になれるとても快適な家です」。
ピアノ室側から見たLDK。リビングは開放感あふれる吹抜け設計
壁2面に造作の書棚とTV・オーディオの造作収納を配置
写真手前の自在に移動できる小上がりベンチは、内部が収納になっている
キッチンはスキップフロアとして180㎜下げ、ダイニング側と目線の高さが揃うように設計
本棚上部の通路には、ハイサイド窓の換気用に寝室に設けた小扉から出入りできる
デッキに面した窓辺にドッグスベースを設置。寝る場所や折り畳みステップなど配慮したプラン
造作の洗面化粧台と造作の浴室。浴室の床はタイル、壁はカラマツ材、浴槽はホーローの仕上げ
床も天井も内壁も木の素地を活かした清々しい仕上げ。木の質感が心地よい