「電気が主体の家にはしたくなかったので、パッシブ換気にしました」というMさん宅は、木の質感が大好きだという要望を叶えた無垢材を多く採用した住まいです。奥野工務店に家づくりの依頼を決めた大きな理由の一つは、社長や現場監督にも話をしやすく要望をしっかりと聞いてくれたことでした。Mさんは、無塗装のフローリングに自ら自然塗料を塗ったりと、家づくりを楽しめたといいます。
老後を見据えてリビングと寝室は続き間とし、車椅子でも対応できるようトイレや洗面所も広さを確保。また門柱の丸窓には、ガラス作家によるオリジナルガラスをあしらいました。同じ位置にそろえた浴室の窓越しに、この素敵なガラスを楽しんでいます。「フルオーダーだからこそ家族の夢が叶いました。素敵な住まいになったと感じています」とMさんはご満足の様子です。
玄関まわりのデザインは、玄関ドアと小窓の枠の赤がアクセントに
リビング・ダイニングは吹き抜けとして、フローリングはナラ無垢材を使用
Mさんの要望により、リビングと主寝室の壁側には照明幕板を張って間接照明を設置
パッシブ換気の給気筒とリビングの床に設置したパッシブ換気用のガラリ
玄関の明かり取り窓を囲むように設けた大型の造作玄関収納。使い勝手の良い移動式ベンチも造作によるもの
奥さんの希望が叶った、ガラス製の手洗いボウルや山吹色のクロスがおしゃれなトイレ
子ども部屋と吹き抜けに面したホール。青い空に白い雲が浮かぶ天井のクロスは子どもが自ら選んだ柄だそう
外壁の一部にレンガタイルを用いて、丸窓付きオブジェ風の門柱を配した外観