住宅街にありながら。絶妙な家の配置によって、南西からの日差しがさんさんと注ぐH邸
木目が美しい道南杉の玄関を開くと、光に包まれた爽やかな空間がお出迎えしてくれます
新築特有の匂いがしないのは床材の表面を米ぬか塗料で仕上げているから
H夫婦が引っ越したばかりの新居は、奥さまが育った実家の隣に立つ
『家づくりにあたって大切にしたのは、太陽の光が感じられる明るい空間と家族が集う壁のない間取りでした』と奥さまはプラン作りを振り返る
特に『壁や柱をなくしたい』というご夫婦の希望と構造上省くことの出来ない柱や壁の設計とのせめぎ合いの中、プランの調整を重ねた
『柱には、主人が子供の成長を刻むそうです』と奥さまが微笑みながら教えてくれます
無垢の木の質感を生かすために、壁や天井はシンプルに『白』をチョイス
洗練された印象に仕上がっているのは、節目の少ない下川産ナラ材のフローリングや垂れ壁のないハイドア、パネルヒーターといった暖房器具が見えない効果によるところが大きいと感じる
家族構成 | 省略 |
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延床面積 | 130.73㎡(39.54坪) |
敷地面積 | 210.95㎡ |
工法・構造 | 木造軸組(外張断熱・パッシブ換気採用) |
施工年月 | 2018年 |
所在地 | 札幌市 |